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最近はずっと、ダン・ブラウンさんの作品を全部再読していました。

なので、ほかの人の作品は久々です★


あらすじ


優秀な成績で神学校に進学したハンスは

規則と競争でがんじがらめの環境の中で

詩人気質な少年ハイルナーと親しくなるにつれ

心が繊細になり成績も落ちていく。


車輪の下とはドイツ語で「落ちこぼれ」の意味を持ちます。


落ちこぼれというよりも落伍者や転落者という方が

ぴったりとくる作品内容でした。


詰め込み教育、

大人たちの押し付け、

そして思春期。


これらに揉まれて傷つけられて

ぼろぼろになっていく元優等生のハンス。


高校生くらいの多感な時期に出会っていたら

どハマりしていたのではないかなと思います。


思春期に沁みるとよく言われる太宰治さんよりも

私にはヘッセの方が

心の奥に沁みて危険に感じました。


ちょっと翻訳が古いように感じましたが

難しい文章ではなくわかりやすく、

入ってきやすい内容でした。


他にもヘッセのいろんな作品を読んでみたいです(*´∀`*)




私の大好きな✨三島由紀夫様✨が
バイブルとして読みふけっていたという
堀口大學さん訳の【ドルジェル伯の舞踏会】。

 特に彼は、初版本を愛読なさっていたそうです。

 私は三島さんの文章に夢心地になるのですが、
 その三島さんが魅せられる文章とはいかなるものか・・・。

 気になります。

 原作者のレイモン・ラディゲさんも
 堀口大學さんも知らないまま一気に読みました。

 美しいわぁぁぁ(●´艸`●)

 とても壮麗な雰囲気。
 そして貞淑で利口なヒロイン・マアオにめろめろ(⋈◍>◡<◍)。✧💗
 というより、言葉遣いや訳の妙にめろめろ(⋈◍>◡<◍)。✧💗

あらすじとしては、名家に生まれながらも
母の誤解からさほど大事には育てられなかったマアオ。
しかしそのおかげで自然の中ですくすくと育ち、
 かえって聡明で健やかな美しい女性に育つ。

その彼女が16歳のときに嫁いだ相手は30歳のアンリ・ドルジェル。
アンリは革命的な社交好きで、 階級よりも功績や財産を重視する。

そのおかげで、本来ならば招かれないような
若い野心家の外交官・ポオル・ロバンも知り合うきっかけができる。
彼の大親友であるフランソワ・ド・セリユウズは
貴族の出であるにもかかわらず招かれない。
しかし彼自身、あまり地位や名誉に興味がないので
招待されないことに対して何とも思わない。

主な登場人物はこのような感じです。

ある日、若い親友二人は出かけたサーカス会場で
ドルジェル夫妻を見かける。
アンリは離れた場所からポオルを見とめ手袋を振る。
野心家のポオルは一人で目通しをしたいと思い
幕間にこっそりアンリを探す。

一方のフランソワは幕間になると
無邪気に道化師の控え室などを探検に行く。
その道化師の控え室で偶然アンリと出くわす。

アンリは先ほどポオルに手袋を振ったときに
隣にいたフランソワのことも見ていたので彼に気づく。
「以前からの懇意であったように振舞って
ポオルをびっくりさせてやろう」とアンリがいたずらを提案する。

そうこうするうちに2人はすっかり意気投合する。
こうしてドルジェル夫妻とフランソワは急接近する。

そしてフランソワはマアオに恋をするようになる。
また、マアオもフランソワに魅かれるようになる。

しかし、成就までは描かれない。
途中は中だるみしそうなくらい話が進展しない。
中盤から急にいろんな人が出てくるので
もっと話しが広がるかと思えばそうでもない。

なのに、おもしろくどんどん読み進められる。

理由は、文章の美しさをもっともっと体感したいと
読み進めてしまうからだと思います(*´ェ`*)ウットリ…

どこがと具体的な指摘は出来ないのですが・・・。

まず貴族たちの社交場という煌びやかだけれども
下卑たものではない品の良い雰囲気。
マアオの言葉遣いや心遣い。
そして終盤に見るマアオの急展開な苦悩。

美しい世界にどっぷりとつかることが出来て幸せー💗

文学に私が求める物は美しい雰囲気と美しい文章です。
ストーリーも大事ですが、まずは「美」ありき。
でも、本物じゃない取ってつけたような文章は気持ち悪くて全然読み進められません。

現代作家でも上品ぶった、壮麗ぶった表現をする人が
いらっしゃいますがちょっと苦手です・・・。
文学ではありませんが、美輪明宏様のおしゃれ大図鑑は私のバイブルです✨

コクトーやバタイユ、そしてこのラディゲの他の作品も読んでみたいっ。
今まではフランス語文学の訳者としては
澁澤龍彦さんしか知りませんでしたが
今後は堀口大學さんの訳本にも注目していきたいです(*´艸`*)


ちなみに、澁澤龍彦さんの著作は
ほぼマルキ・ド・サド様の翻訳しか読んだことはありません。

でもサド様の著作は結構そろえています。
彼の文章も美しいのです。
内容はど変態ですが・・・。


そんな内容なので、フランス人に
「どんなフランス文学を読むの?」
と聞かれたときにサド様の著作と答えると
「Ulala…(;^ω^)」と苦笑されました。
次回からは「レイモン・ラデュゲ」と答えられるので
少しはかっこつけられると思います(笑)。

読書ではないですが・・・。

番外編です★


先日読んだ「図解 ヒエロニムス・ボス」のブログ

書いていた「ベルギー奇想の系譜展」へ行くことができました🎶


美術館入口外に四角いボックスのような

壁面に4種類の絵が描かれていました。


展示への期待が高まるー(*´▽`*)



展示会場への入り口もこんなにかわいいことになっています💛


アップにするとわかりやすいですか?

はー、かわいいです💛💛


予想通り、ヒエロニムス・ボスの展示は数点で

いろんな画家の展示もありましたが

予想以上に点数が多いのっ。


幻想美術をこんなにたくさん

見られるなんて・・・圧巻でした✨



トゥヌグダルスの幻視はありましたが

七つの原罪や楽園の園はありませんでした(´・ω・`)



ミュージアムショップで購入してきた(⋈◍>◡<◍)。✧♡



上から、ペーパーナプキン・レンズクリーナー

・四角のポストカードです💗

かわえぇぇぇ(*´∀`*)


旦那も同じレンズクリーナーを買っていました。

ペーパーナプキンはかわいすぎるので

デコパージュか何かに使いたいと思います(*´ェ`*)


15~16世紀の初期ネーデルラント(現在のオランダやベルギー辺り)で

活躍していた画家ヒエルニムス・ボス。


彼の描く悪魔がキモかわいくて大好きっ(*´艸`*)

なのでこんな本を借りてきました。




私の中のボスってこんなイメージ

↓↓

この絵の中央部分は楽園という説と、堕落した現世という説が

あるそうですが、私は後者だと思います。


こういう絵ばかりを描いていると思っていたのですが

実は悪魔が出てこない絵がほとんどでした。




「手品師」

愚かな人がペテンに騙され、しかも摺られています。


「十字架を担うキリスト」

こうして見ていくとバベルの塔で有名な

ブリューゲルに似ていますね。

ブリューゲルの「バベルの塔」。

彼らは数年ずれてはいますが同年代でしかも同じ国の画家だったようです。


「七つの大罪と四終」

中央は目の光彩のようになっていて、神がいます。

見られてますよ!ってことみたいです。

周りの小さな円は、臨終・最後の審判・地獄・天国が描かれています。


元々中世では動物をそれぞれの罪の象徴としていたようですが

ボスはそれを使いませんでした。


ちなみにその動物たちとは・・・。

憤怒→クマ、嫉妬→七面鳥、貪欲→ヒキガエル(ガマガエル)、

大食→豚、怠惰→ロバ、好色→鶏、傲慢→孔雀。


ボスの作品には独自の象徴が存在します。

ふくろう→邪悪(一般的には英知と邪悪の両方)、

蛙→好色・邪悪・異教、魚→悪と愚行(一般的にはキリスト)、

風笛→好色、枯れ木の空洞→死・不毛の世界・罪深い世界。

とくに蛙とふくろうはめっちゃ出てきます。


そして私の好きな悪魔はグリロスというそうです。

思いがけない組み合わせの合成体のことを指すようです。


グリロスかぁ・・・(*´ェ`*)

「ボスのグリロスが好きなのっ💛」

絶対に通じないよね💦



ベルギー奇想の系譜」という展示があるので予習もかねて・・・(*´艸`*)


・・・と思っていたら、ギャー!!


関西(兵庫県立美術館)での開催は7/9までーー!!

うわー・・・。

完全にbunkamuraでの開催日と勘違いしてた・・・。

行けるかなぁ・・・。


体は空いているのですが、自転車で行けない距離は

旦那が一緒でないとなかなか行けない(出不精)。

でも旦那と予定が合わないので、一人で行くしか・・・ゴクリ。


ボスのフィギュアも欲しいのですよねぇ♥(*´∀`*)♥

憧れ続けているのですが、なかなか手が出なくて・・・。

横浜美術館の通販サイトで購入できるようです。

通販サイト


第一希望はこの子(⋈◍>◡<◍)。✧♡

次はこの子なのですが、後姿はかわいいのに

結構顔はぶさいく(笑)


海洋堂さんー。

ガチャで作ってー(´;ω;`)💦



この本も面白そう(*´▽`*)





作者名はなぜか「ベルナール・ヴェルヴェール」となっていますが

】の作者と同じベルナール・ベルウェルさんの作品です。


◆あらすじ◆

古人類学の権威でもあり問題児でもあるアジュミアン教授が

他殺体で発見されるところから始まる。

教授はミッシングリンクを発見し、

不都合のある何者かに隠蔽されたのでは・・・。


この作品で言うところの”ミッシングリンク”とは。

人間は猿から進化したとされるが、

その猿と人間の間の証拠はいまだ見つかっていない。

まだ見つかっていないこの過渡期の痕跡を指している。


アジュミアン教授はなぜ、誰に殺害されたのか。

美女リュクレスと異端の天才・イジドールの

ジャーナリストコンビがその謎を追う。


この作品ではたくさんの説が出てきます。

一般的な「猿から人間へと徐々に進化した」というダーウィンの説や

隕石に付着したウイルスによる突然変異が人間であるとか、

そもそも人間は宇宙人だった説や、

必要を感じて自ら人間へと進化していったという説など。


超文系である私でもわかりやすく説明されていて

大変興味深い内容でした(*・ω・*)


そして殺害されたアジュミアン教授の説は・・・

猿×??のかけ合わせの子孫が人間だ

というトンでも説!!


??はとても意外な動物です。

説明を読むと「そうなのかもー°˖✧(⁰▿⁰)✧˖°」

と思えてきます。


でも翻訳をなさった阪田由美子さんはあとがきで

「99%それはないと思う」とおっしゃってました。

私ってもしかしてすごく単純なのかなぁ?(;´∀`笑


そして冒頭部分に【蟻】でキーとなる書物

「相対的・絶対的知識の辞典」の引用が出てきて

ちょっとニヤリとしました。


蟻やタナトノートと重複するうんちくも出てくるので

一貫性を感じてまた蟻から読みなおしたくなりました。


この作者さんの本は今のところハズレなしで面白いので

図書館でまとめて借りてきてしまいました。

そして面白かった作品は旦那が順番に購入していっています(笑)。

でも彼はなかなか読まなそうなので、

私の読み返しの方が先になる可能性が高いです(´・∀・`)ニヤ




中古本しかない💦

古い本なら文庫を出してくれても良さそうなのですが・・・。


とっても遅ればせながら、ごく最近になってようやく

ハリー・ポッターシリーズをすべて読みました。


なぜこれほど人気があるのか
ずっとわかりませんでしたが・・・面白い!!


不遇のハリー・ポッターが実は魔法界を救うほどの
能力を秘めた魔法使いかもしれないと
ある日突然知らされるところくらいで
ありきたりな話かなと思ったのですが、なめていました。


ストーリーの魅力はもちろんのこと、
何よりも驚いたのは作者の発想力のものすごさっ。
本当にこのような魔法世界を垣間見てきたのでは
ないかと思うほどに設定が詳細!!


そしてよくこれほどまでに次々とストーリーが
浮かぶものだなぁと感心してしまいます。


シリーズは全8ストーリーあるのですが、
1ストーリーの中に謎が3つも4つも含まれます。
普通はその1つの謎だけで1ストーリーに仕立てると思いますので、
内容は8ストーリー以上に充実しています。


そしてキャラクターがそれぞれに魅力的✨

美少女エマ・ワトソンちゃん演じるハーマイオニーちゃんは
原作では前歯が大きいとからかわれるような
少し残念な容姿の子だったなんて・・・!

超秀才だけれども鼻につく性格。
でもいいところもあって・・・。

人物の描写がとてもリアルです。
嫌なところだけではなく、良いところだけでもない。
全ての登場人物に共通している部分だと思います。


ホグワーツの校長先生であるアルバス・ダンブルドア先生もすごく好きっ。
HUNTER×HUNTERのネテロさんのような先生・・・(*´艸`*)
でも完全無欠ではなく実に人間臭い部分もあって親しみが湧きます。


そして、あのめちゃくちゃ嫌な先生である
セブルス・スネイプ先生。
終盤近くから、その魅力を発揮。

嫌な性格はそのままなのに、ある1点の美徳のために
「惚れてまうやろー!」ってくらい
かっこいいキャラクターに(⋈◍>◡<◍)。✧♡

その美徳とは・・・。
これは実際に読んでいただきたいです💛(〃▽〃)💛


ハリー・ポッター内で登場する競技・クィディッチの
ルールも詳細に決められていて、
その想像力の豊かさに次々と驚かされます。


児童書と侮っていましたが、なかなかどうして。
大人が読んでもとても楽しめるストーリーでした!


ハマりすぎてホグワーツ指定教科書を
買ってしまった・・・(笑)。


本編は全部図書館でお借りしたのですが、
文庫版で集めたいなぁと思っています(*´▽`*)

少しずつ集めるぞーっ♪


これめっちゃほしい。
本当に欲しい。


ハリー・ポッター文庫(全19巻セット)

楽天ならばそのうちポイントで買えるかなぁ・・・(*´∀`*)


でもやっぱ一冊ずつかなぁ…(;´・ω・)


死後の世界をテーマにした小説です。


でもスピリチュアルな話だけで進むのではなく、

科学的な話も盛り込んだストーリーです。

そして「死」という重くなりそうなテーマですが、ちっとも重くないのです✨

面白くて一気に読んでしまいますよ。


元々作者さんは科学ジャーナリスト。

そのためか神秘的な話に偏らず、科学と神秘が

バランス良く調合されているので物語として自然に入っていくことができます✨


ずっと思っていたことなのですが・・・。

世界にたくさん宗教ってあるけど、

同じようなことを言っているものって多くないですか?


キリストさんも、お釈迦さんも、モーセさんも、

みんなみんな本当は同じものを見て、

同じものを伝えようとしていたのではないかなって。


しかしそれが伝言ゲームのように途中で全然違う内容に

なってしまっただけではないのかって。

だとしたら宗教戦争って・・・。


そしてさらに。


私はお伊勢さんや決まった神社へ毎年必ず参拝しますので

強いて言うなら神道の信者かもしれません。

が、特定の神だけをあがめるという意味での宗教には入っていません。


でも不思議な力はあると思っています。

その不思議な力を宗教によって、キリストと呼んだりエホバと呼んだり

奇跡と呼んだり偶然と呼んだりするだけで、

全部同じものを指しているように感じます。


そしてそれは今はまだ「不思議な力」ですが、

解明ができていないだけで実は科学的なエネルギーではないかと考えています。


なので神秘主義vs科学者のような番組とかを見ると、

なぜ対立するのだろうと思っていました。


「全部の宗教の大元にある真理は全部同じ」「神秘=科学」という

この2つの私の考えは家族以外からは否定されることが多いです。


が、どうやら作者さんも同じような考えのようです。


ものすごく心強い味方を得たようでうれしくなりました。

更に私の浅識では到達しえないところまで

掘り下げて書かれているのですごく面白い(*´▽`*)


いろんな根拠を提示して進めてくれるので

「そうだそうだ!」

と、いよいよ勢いづいて読み進めてしまうという感じでした。


ちなみに私の周りは「奇跡ではなく偶然」「死後の世界なんてない」

「宗教なんて信じない」という意見がほとんどです。

(家族は別。宗教には入っていませんが信心深い。)


神秘=宗教だけじゃないんだけどなぁ…。

神秘=宗教=新しすぎる科学=真理だと思うんだけどなぁ…。

神秘=作り話=胡散臭いという感じで興味がないのかな??


私はどちらかというと信心深い方ですが、

それでも宗教と聞くとうさん臭く感じますので

不思議な力について考えたことがない人は

そういう意見でも仕方ないのかなぁ。


しかしアインシュタインは

神を信じない科学者は、科学を信じない宗教家と

同じくらいナンセンスだ

と言います。


ある科学者の方は

追求すればするほど、科学では説明ができない部分に出会う

と言います。


しっかりと科学を研究している人の中には

神秘の力を認めざるを得ないと言う人が多いように思います。


現代の科学ではまだまだわからないことだらけなのに、

神秘を全部「あるわけがない」と切り捨てるのは

非常に短絡的ではないでしょうか。


自分の体内にさえ、謎はたくさんあります。

ましてや簡単に行って帰ってこられない死後のことなんて

わからないことが多くて当然ですよね。


そういう科学を妄信する人って「科学一神教」の

信者とも言えるのでは・・・。

しかもガチの文系だったりする(笑)。


少しそれてしまいましたが、この作品は死後の世界への旅行方法

科学的に研究・解明していくお話です。

科学と神秘との両側から協力しあって死後の世界の不思議を探求していきます。

自分の宗教観に近い内容なのでワクワクもひとしお・・・(⋈◍>◡<◍)。✧♡


死後の世界へ冒険して詳細な地図を完成させようとか。

死後の世界が物理世界にあるとしたらその座標はどこかとか。

結構途方もないことを言い出してしまう研究チームなのですが

話を追っていくとかなり筋道が立っていて

実現可能のことのように感じられてきます。


あの世があんなところにあるなんて・・・!


あーすごく言いたいです(*´艸`*)

ネタバレになるので我慢しますが。


死後の世界が物理世界、つまりこの世のどこかにあるなんて

仮説でも思いつかなかったので最初は戸惑いました。

でも読み進めると、これが真理なのではないかなぁと

いう気持ちになってきます。


というより、もう信じちゃってる!

関さんの都市伝説レベルで信じちゃってる!!


ただの突拍子もないSFよりも、もっとずっと興味深くて面白いです。


いろんな宗教書や哲学書を研究すると行きつく結論なのかなぁ…。


聖書はもちろん、死者の書、儒教、論語、仏陀の説法、

アステカの神話、ヒンドゥー教、サーミランドの神話、

パスカル、メソポタミアの神話、エジプトの神話、日本の神話・・・。


ほかにもまだまだたくさんの国々の神話や

哲学などが引用されています。


もはや論文の域。


それをちゃんとエンターテイメントとして楽しめる物語に

仕立て上げるのですから、作者の才能のすばらしさにしびれます。


しかも当時34歳だったなんて・・・!


年齢を考えると、どうしてそんなにもたくさんの哲学書を

読むことができ、しかも理解できたのだろうと不思議でなりません。


私なんて聖書や古事記でさえ何度もトライしては

断念してしまったというのに・・・(;^ω^)

もう一回チャレンジしてみようかなぁ。


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