図解 ヒエロニムス・ボス 世紀末の奇想の画家/岡部紘三
15~16世紀の初期ネーデルラント(現在のオランダやベルギー辺り)で
活躍していた画家ヒエルニムス・ボス。
彼の描く悪魔がキモかわいくて大好きっ(*´艸`*)
なのでこんな本を借りてきました。
私の中のボスってこんなイメージ
↓↓
この絵の中央部分は楽園という説と、堕落した現世という説が
あるそうですが、私は後者だと思います。
こういう絵ばかりを描いていると思っていたのですが
実は悪魔が出てこない絵がほとんどでした。
「手品師」
愚かな人がペテンに騙され、しかも摺られています。
「十字架を担うキリスト」
こうして見ていくとバベルの塔で有名な
ブリューゲルに似ていますね。
ブリューゲルの「バベルの塔」。
彼らは数年ずれてはいますが同年代でしかも同じ国の画家だったようです。
「七つの大罪と四終」
中央は目の光彩のようになっていて、神がいます。
見られてますよ!ってことみたいです。
周りの小さな円は、臨終・最後の審判・地獄・天国が描かれています。
元々中世では動物をそれぞれの罪の象徴としていたようですが
ボスはそれを使いませんでした。
ちなみにその動物たちとは・・・。
憤怒→クマ、嫉妬→七面鳥、貪欲→ヒキガエル(ガマガエル)、
大食→豚、怠惰→ロバ、好色→鶏、傲慢→孔雀。
ボスの作品には独自の象徴が存在します。
ふくろう→邪悪(一般的には英知と邪悪の両方)、
蛙→好色・邪悪・異教、魚→悪と愚行(一般的にはキリスト)、
風笛→好色、枯れ木の空洞→死・不毛の世界・罪深い世界。
とくに蛙とふくろうはめっちゃ出てきます。
そして私の好きな悪魔はグリロスというそうです。
思いがけない組み合わせの合成体のことを指すようです。
グリロスかぁ・・・(*´ェ`*)
「ボスのグリロスが好きなのっ💛」
絶対に通じないよね💦
「ベルギー奇想の系譜」という展示があるので予習もかねて・・・(*´艸`*)
・・・と思っていたら、ギャー!!
関西(兵庫県立美術館)での開催は7/9までーー!!
うわー・・・。
完全にbunkamuraでの開催日と勘違いしてた・・・。
行けるかなぁ・・・。
体は空いているのですが、自転車で行けない距離は
旦那が一緒でないとなかなか行けない(出不精)。
でも旦那と予定が合わないので、一人で行くしか・・・ゴクリ。
ボスのフィギュアも欲しいのですよねぇ♥(*´∀`*)♥
憧れ続けているのですが、なかなか手が出なくて・・・。
横浜美術館の通販サイトで購入できるようです。
第一希望はこの子(⋈◍>◡<◍)。✧♡
次はこの子なのですが、後姿はかわいいのに
結構顔はぶさいく(笑)
海洋堂さんー。
ガチャで作ってー(´;ω;`)💦
この本も面白そう(*´▽`*)
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