車輪の下/ヘルマン・ヘッセ
最近はずっと、ダン・ブラウンさんの作品を全部再読していました。
なので、ほかの人の作品は久々です★
あらすじ
優秀な成績で神学校に進学したハンスは
規則と競争でがんじがらめの環境の中で
詩人気質な少年ハイルナーと親しくなるにつれ
心が繊細になり成績も落ちていく。
車輪の下とはドイツ語で「落ちこぼれ」の意味を持ちます。
落ちこぼれというよりも落伍者や転落者という方が
ぴったりとくる作品内容でした。
詰め込み教育、
大人たちの押し付け、
そして思春期。
これらに揉まれて傷つけられて
ぼろぼろになっていく元優等生のハンス。
高校生くらいの多感な時期に出会っていたら
どハマりしていたのではないかなと思います。
思春期に沁みるとよく言われる太宰治さんよりも
私にはヘッセの方が
心の奥に沁みて危険に感じました。
ちょっと翻訳が古いように感じましたが
難しい文章ではなくわかりやすく、
入ってきやすい内容でした。
他にもヘッセのいろんな作品を読んでみたいです(*´∀`*)
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